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中国ドラマ『ミーユエ 王朝を照らす月』あらすじ・見どころ・感想

 
『ミーユエ 王朝を照らす月』(原題:芈月传)は、2015年~2016年に中国で放映された歴史ドラマです。

全81話となかなかの長さですが、主人公ミーユエには次から次へといろんな試練が襲いかかってくるので、視聴者を飽きさせないストーリー展開となっています。

 

中国ドラマ『ミーユエ 王朝を照らす月』あらすじ

ミーユエって誰?

中国の秦の始皇帝の高祖母(おばあさんのおばあさん)にあたる実在の人物です。

ミーユエは秦の恵文王の側室で、のちの昭襄王となる息子を産みます。

息子の昭襄王が即位したときはまだ幼かったため、ミーユエが摂政となり政治を取り仕切ることになります。

ミーユエの息子の昭襄王の次が孝文王、その次が荘襄王、そしてその次に始皇帝が王位を継ぎます。

 

ミーユエの生きた時代

始皇帝は前221年に中国史上初めて天下統一を成し遂げています。

ミーユエが生きた時代は、それより前の紀元前300年前後になります。

紀元前300年前後の日本はというと、弥生時代あたりです。

日本の弥生時代に、お隣の中国ではこんなに高度な文化が発展していたなんて、あまりの違いにほんとうに驚かされます。

 

あらすじ

楚の国の王の側室であるミーユエの母親がミーユエを身ごもっていた時に、天下を支配する覇者誕生の予兆である覇星が空に出現します。

そんな星のもとに生まれたミーユエは、出生前から命を狙われることから始まり、その後も波乱万丈な人生を送ることを余儀なくされます。

ミーユエという一人の女性の人生と同時に、秦が天下統一へ向けて強大な国家へと発展していく過程も描かれた壮大なスケールのドラマです。

 

『ミーユエ 王朝を照らす月』の見どころ

ミーユエのたくましさ

ミーユエが過酷な環境においても、持ち前の頭の良さと、度胸と、そして善良な性格でもって試練を乗り越えていくところがやはり一番の見どころです。

 

後宮の女たちの権力争いと悲哀

王の寵愛を受けるものへの嫉妬、あるいは自分の息子に王位を継がせるために、後宮の女たちはありとあらゆる権謀術数を張り巡らせ、自分の敵となりうる者たちを陥れようとします。

命の危険にさらされることは、もはや日常茶飯事な世界です。

当時の王の娘や身分の高い女性たちは、男たちの政治の都合で政略結婚を余儀なくされ、嫁ぎ先でも祖国のために役立つことを期待され、ときには祖国と嫁ぎ先の板挟みに苦しむ、そんな気の毒な存在でもあります。

 

歴史上の実在人物たち

ドラマとはいえ、実際の歴史がベースとなっているので、歴史上の有名人たちが魅力的な人物として登場します。

ここでは、3人の人物をピックアップします。
 

恵文王

秦の26代目の王。ミーユエの夫。

秦の領土を拡げて、のちの秦の発展に多いに貢献。

ドラマの中では、賢明で豪胆で懐が深く、ミーユエからも尊敬される魅力溢れる人物として描かれています。
 

張儀

連衡策を唱えて秦の宰相として、秦の拡大に貢献した人物。

連衡策とは、秦と同盟して他国をを攻めて自国の生き残りを図る策です。

この連衡策によって、燕・趙・韓・魏・斉・楚の6か国で同盟して秦に対抗しようという合従策を破りました。

秦に仕える前は、諸国を遊説して回れど受け入れられず、楚では窃盗の疑いまでかけられてしまうという不遇の人生を送っていました。

ドラマ内では弁舌家で策士、かつユーモアのあるキャラで、ミーユエに近しい人物として登場しています。
 

蘇秦

張儀が唱えた連衡策に対抗した合従策を唱えた人物。

ドラマの中で蘇秦は、秦では恵文王からも才能を認められるも、すでに張儀が宰相として登用されていることから秦で士官することがかないません。

登場シーンが多くないため張儀ほど印象には残りませんが、ミーユエ親子を助けたりして、温和でいい人というキャラで登場しています。

 

『ミーユエ』を見て気づいた歴史ドラマの面白さ

楽しみながら自然に歴史を学べる

世界史の教科書で習った、なんとなく名前は知ってる人物たち、でも、「何者だっけ?」ということは多々あると思います。

歴史ドラマを見ることで、なんとなく名前を知っているだけだった歴史上の人物たちに生命が吹き込まれて、記憶に残ります。

あいまいだったその時代の歴史的背景の知識も、学校の勉強のときのように必死で暗記しようとしなくても、ドラマを楽しみながら自然に覚えてしまいます。

 

点と点がつながる

以前『大秦帝国』という、秦の孝公と商鞅(秦を法治国家にした人物)を描いた中国ドラマを見たことがあるのですが、『ミーユエ』では、やたらと商鞅という名前が出てくるので、途中でミーユエの夫の恵文王は孝公の息子であることに気づきました。

その気づきによって、点と点がつながって線になるがごとく、一気に私の中でその時代の歴史がつながりました。

歴史ドラマを見ているとこういうこともたまにあって、面白いなと思います。

 

終わりに

 
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今回は以上です。

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