読んだ直後に「いい内容だったな~」と思った本も、しばらくするとすっかり内容を忘れているってことありませんか?
残念ながら、私には日常茶飯事のことです。
以前見たあんなに感動したはずの映画や面白かったドラマも、今となっては「どんな結末だったっけ?思い出せない。。。」というのも同じですね。
これって、ものすごくもったいないことだと思いませんか?
内容を覚えていない本を読むために費やした時間やお金は意味がなかった、ってことになってしまいます。
これは以前から感じていたことですが、最近特に強く感じるようになりました。
コロナの影響で家で過ごす時間が多くなって、読書の量が圧倒的に増えました。
しかし、読書量が増えても、読んだ本の内容を覚えていない、あるいは内容を人に説明できないのであれば、意味がないなと感じるようになりました。

こんな私の悩みにヒントをくれる本に出会いました。
それが「読んだら忘れない読書術」樺沢紫苑【著】です。
読んだら忘れない読書術
いろいろ参考になる読書術が書かれていますが、読んだら忘れない一番の方法は、「読んだ後アウトプットする」です。
1週間に3回、本を読んだ後アウトプットする
人間の脳の仕組みからして、1週間に3回というのが記憶を定着させるのに効果的だそうです。
本書で紹介されている具体的なアウトプット方法は以下の通りです。
- 本を読みながら、メモをとる。マーカーでラインを引く
- 本の内容を人に話す。本を人に勧める
- 本の感想や気づき、名言をFacebookやTwitterでシェアする
- Facebookやメルマガに書評、レビューを書く
私が現在ときどき実行できているのは、「2」と「4」です。
「2」についてですが、確かに人に本をすすめるときは、具体的に「こんなところが良かったよ!」って言ってますね。
本の内容を説明できないと人に本をおすすめできません。
「4」については、私の場合はブログで本を紹介することがあります。
ブログで紹介した本の内容は紹介していない本より記憶に残っているのは、確かです。
人に紹介することを前提とした本の読み方は、漠然と読むときとは明らかに読み方・集中力が明らかに違います。
感想文の書き方
ですが、「本を読んだ後アウトプットする」というのは、「言うは易く行うは難し」です。
特に「読んだ本の感想を書くこと」、これは慣れていない人にとっては、けっこうハードルが高いです。
私もブログで本を紹介するときは、毎回悩みながら数時間かけて書いているという状態です。
私は、特に読書感想文は子供のころから苦手です。
何を書いたらいいのかわからなくて、原稿用紙がなかなか埋めることができず苦しんだ記憶があります。
おまけに、何か「いいこと」を書かないといけない気がして、全然書けなかったです。
それは、残念ながら今もあまり変わっていません。

こんな悩みには、樺沢紫苑さんの別の著書「学びを結果に変えるアウトプット大全」にヒントがあります。
本書では、下記のような「10分で読書感想文を書けるテンプレート」というものが紹介されています。
まずは、本を読む前の「ビフォー」、本を読んだ後の「気づき」と「TO DO」にそれぞれ1行ずつ書き、これをもとに肉付けしていくという方法です。
これならなんだかちょっとできそうな気がしませんか。
本書のサンプルを参考にしつつ、「読んだら忘れない読書術」を読んだ感想を3行で書いてみました。
- ビフォー
この本を読む前は、本を読んだ後に内容をすぐに忘れてしまうことに悩んでいました。 - 気づき
この本を読んで、本を読んだ後にアウトプットすれば読んだ内容を記憶しておけることを学びました。 - TO DO
今後は、本の感想をブログでどんどん発信していこうと思います。
ここから、内容を膨らませていけばいいという感じですね。
まとめ
読んだ本の内容を記憶に残すために必要なことは、読んだ後アウトプットすることです。
本の内容を記憶に留めておきたい方は、人におすすめしたり、SNSで発信したり、まずは自分ができることから始めてみてはいかがでしょうか。
そして、アウトプットするのが苦手な人は、「10分で読書感想文を書けるテンプレート」を活用してみましょう。
この記事が誰かのお役に立てたら幸いです。
今回は以上です。